月経カップというのは使い捨てナプキンやタンポンに代わる生理用品です。
日本では実店舗で売っていないのでなじみのない製品ですが海外では普通に使われています。
使い方
生理の時に膣の中に入れて経血を受け止めます。たまった経血は自分で月経カップを膣から出してトイレに捨てます。月経カップを洗ってまた膣の中に入れて経血を受け止めます。アプリケーター付きタンポンに似た使い方なのでタンポンに慣れていると挿入しやすいです。
私の経験から生理以外で使うとかなり痛みを伴うので使わないようにしてください。
再利用可の生理用品
タンポンと使い方は同じですが、月経カップは使い捨てではなく洗って再利用できます。
医療用シリコン製なので煮沸消毒ができて衛生的です。
再利用の期間は10年以上と表記されています。実際に10年間使ったことが無いので何とも言えませんが、少なくとも3年は使用しています。
欧米で生産されている
英語ではMenstrual cup(メンストラルカップ)と呼ばれています。主にアメリカ、イギリス、カナダなどの英語圏で製造・販売されているので入手方法は輸入のみになります。2016年から日本人の体形に合ったオリジナルの月経カップが誕生しました。日本では医療品の規制が厳しいので製品化するのが難しいです。
見た目の形状
円錐形で取り出しやすいよう先端に突起があります。これは見た目の形からしっぽと呼ばれることが多々あります。正式名称はステム。月経カップは装着を忘れるほど快適なのでしっぽが膣から出ていれば装着中の目印になります。
しっぽの長さや太さ、形状はメーカーによりさまざまです。欧米人用に合わせてあるのでしっぽを切って使う日本人多数。
医療品とは思えないほど鮮やかな色で種類も豊富です。カップの大きさもMサイズ、Lサイズとあり、経血の量または経産婦かどうかまたは年齢によってサイズを選びます。
天然ゴム(ラバー)医療用シリコンなどの素材で作られているので膣に挿入しても影響はないとされています。
海外らしい鮮やかな色
膣に挿入するものだけれど生理中のブルーな気持ちを吹っ飛ばすような鮮やかな色の月経カップが多いです。原色に近い赤やピンクや黄色などの色は欧米らしいカラーです。ブルーやパープル、エメラルドグリーンなど寒色系の色もあります。これらの月経カップは見ていてかわいいですし、買った後は使うのが楽しみになるかもしれません。